鍼灸治療法
東洋医学では円形脱毛症などによる脱毛対策として、足の冷えの解消を勧めていると言います。頭皮の血行をよくするためにまず、全身の血液循環の促進が大事だということです。円形脱毛症に鍼灸治療が効果を高める可能性のあることは、昔から知られています。ただし、円形脱毛症は局所だけの問題ではありません。全身の状態を改善してはじめて、快復の可能性を高めることができるのです。治療院では円形脱毛症に対して針灸治療が用いられています。よい効果が上げられているようです。円形脱毛症は、針灸治療の適応症となっています。
円形脱毛症の針灸治療は、古典医学書でも記載されているそうです。現代中国では1958年から局部を置いて刺鍼し、比較的効果を上げているといいます。現在では、普通の針以外は梅花針(ばいかしん)で軽く叩いて刺激を与えるという療法がよく行われています。さまざまな実験結果では、梅花針などの方法は、毛包周囲の毛細血管の数を増やし、微小循環を促して毛球細胞の分裂活動を増加させることにより治癒させると考えられています。
円形脱毛症に対する針灸治療の効果が認められ、その有効率はかなり高いということです。円形脱毛症の治療は、基本として全身調整からの治療になります。頭部のみの治療よりも発毛効果も高く、治りやすいために、本治法による手足のツボ、肩・背中のツボも用います。刺激は軽いものですから、はり治療が初めての方も特に心配はいりません。脱毛部には、直接的な治療を行います。これにより、血流や代謝を促進し、より早い発毛を促します。
また、東洋医学では、髪の毛と腎臓には深い結びつきがあると考えています。腎経の状態を診た上で、腎臓の働きが安定するような治療も同時に行っていきます。腎経とは、足の少陰腎経という経絡(気の通り道)で腎臓の働きなどに関与しています。また、治療方法は、脱毛症の種類や個人の体質などに合わせて行いますから、多少異なってきます。
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